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アーティスト・ピックアップ
No.007
桑名紗衣子さん

桑名紗衣子さんは、セラミックを使った彫刻を手がけるアーティストですが、手づくりの陶器をつくるように1点ものの作品をつくるだけではありません。日本風の文様や、西洋の教会装飾を象った「型」を組み合わせた、コピー&ペーストを思わせる独特の技法を駆使して、いくつもの立体を複製/造形していきます。また、その立体の表面には、転写や薄彫りでさらにイメージが施されています。そうした引用・技法の集積によって、「まやかし」のような作品をつくり出したいと語る桑名さんに話を聞きました。

桑名紗衣子 《Tableware with A Skull on Books》 2012
桑名紗衣子 《Tableware with A Skull on Books》 2012


桑名紗衣子さんのコメント

1:制作の経緯

2:制作方法について

3:最後に

桑名紗衣子 《Chain#3》 2009
桑名紗衣子 《Chain#3》 2009


今月の批評:森啓輔

滞留する彫刻

桑名紗衣子 《Stuffed Object(Tiger) 》 2008
桑名紗衣子 《Stuffed Object(Tiger) 》 2008

桑名紗衣子 《Edit Region(ヨロコビ) 》 2012
桑名紗衣子 《Edit Region(ヨロコビ) 》 2012

※1 ヴァニタス画
16世紀から17世紀にヨーロッパ北部でみられた「人生の空しさを喩えた」静物画のジャンル。「ヴァニタス」はラテン語で「虚栄」を意味する。

※2 キメラ
ライオンの頭とヤギの胴体、蛇の尾をもつ、ギリシア神話に登場する架空の動物。

※3 フランスの思想家J.ボードリヤールが、大量消費社会の分析に用いた概念で、「オリジナルなきコピー」のこと。


もり・けいすけ
1978年三重県生まれ。専門は美術批評、日本近現代美術。現在、武蔵野美術大学芸術文化学科助手。 単著に『高松次郎 「単体」と「複合体」の間─境界に揺らぐ波』(ユミコチバアソシエイツ、2012)。主な評論・論文に、「高松次郎《THE STORY》─反復および知覚される持続について」(『美術手帖』第 14 回芸術評論入選、2009)など。

「Editable Region/Except that table」展の展示風景(OhshimaFineArt、2012)
「Editable Region/Except that table」展の展示風景(OhshimaFineArt、2012)

<Tokyo Art Navigation編集部からのコメント>
しばしば80〜100kgに及ぶこともあるという桑名さんの彫刻作品から感じる質量感は圧倒的ですが、実際には存在しない「情報」を独自のルールによって可視化し、また水、音、光といった流動的な要素を取り入れることで、その重みを無化するかのような感覚は、とても現代的なものと言えるでしょう。桑名さんの今後の活躍に期待です!

■桑名紗衣子さんの作品が見られる「アーティストファイル」はこちら
http://tokyoartnavi.jp/artistfile/detail.php?artist_no=20001322

■今年も開催「トーキョー・アート・ナビゲーション・コンペティション」(応募締切は10月12日)
http://www.bijutsu.co.jp/bss/tan/


 
アーティスト・ピックアップ

気鋭の批評家たちが、「アーティストファイル」に登録している注目作家の作品を取り上げ、批評するコラムです。作品と批評を結び、これからの芸術を考えるプラットフォームをつくっていきます。

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