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イベント・レポート
No.056
「7つの謎解きミステリーラリー」で訪れる7つのミュージアム

2018年の夏、東京メトロと独立行政法人国立美術館、公益財団法人東京都歴史文化財団は、東京都内の7つの美術館・博物館と地下鉄の駅を巡って謎を解く「7つの謎解きミステリーラリー」を開催。作品の謎解きを通して本格的なアート鑑賞を楽しめる、新しい体験型アートエンターテインメントについてお伝えします。

7つの謎解きミステリーラリー

7つのミュージアムをめぐって7つの謎を解き明かす

まずは東京メトロの駅構内のラックから「ミステリーラリー謎解きブック」を入手。ページをめくると「真夏の夜の奇妙なおつかい」というタイトルのストーリーのプロローグが書かれています。内容は、21歳の大学生の青年がひょんなことからかつての天才画家にして大コレクターの老人の私邸を訪れ、その老人に、7つのミュージアムをめぐった感想を伝えてほしいと言われる、というもの。その後も各ミュージアムごとにエピソードが連ねられ、ストーリーは続いていきます。
参加者は、ストーリーを読みながら実際にミュージアムや駅に足を運び、各館の作品や駅のパブリックアートなどに隠された謎を解きます。そして7つの謎を解読し、特設WEBサイトから最終問題にチャレンジ。正解すると、ストーリーのエピローグを読むことができ、抽選でプレゼントが当たります。

謎解きブックは東京メトロの各駅に置かれている
謎解きブックは東京メトロの各駅に置かれている

ストーリーを読みながら謎解きを進めていく
ストーリーを読みながら謎解きを進めていく

小説の中に入ったような気分で謎解き

ミュージアムごとのストーリーには、主人公の青年がミュージアムを訪れ、作品を鑑賞する様子が書かれています。しかし、どこのミュージアムでも老人の私邸で出会った少女が現れては、いつの間にか消えてしまい、メモだけが残る、というパターン。この少女の存在も、また1つの謎といえます。
そしてこのストーリーには、実際に謎を解くためのヒントが隠されており、参加者はまるでストーリーの主人公になったかのような気分で、謎解きに取り組むことに。さらに、文章中にはミュージアムの歴史、展示物の成り立ちなどが盛り込まれており、読むだけで自然とミュージアムや作品についての知識を深められます。

東京都江戸東京博物館のエスカレーター。ストーリーに書かれた内容をたどっていく
東京都江戸東京博物館のエスカレーター。ストーリーに書かれた内容をたどっていく

展示を楽しみながら謎探し。東京都江戸東京博物館の謎解きの舞台は常設展示室の「東京ゾーン」
展示を楽しみながら謎探し。東京都江戸東京博物館の謎解きの舞台は常設展示室の「東京ゾーン」

駅に設置されたパブリックアートや謎解きパネルにも挑戦

1つの謎にはStep1、Step2の2段階があり、Step1では指定された作品を鑑賞し、Step2の謎へつながる駅名を導き出します。該当の駅には、パブリックアートや謎解きパネルが設置されており、これを解くことである文字が浮上してくるという流れです。謎解きブックにはQRコードが掲載されており、そちらを読み込めば謎解きのためのヒントを閲覧することができます。また、Step2ではパブリックアートや謎解きパネルをスマートフォンなどで写真に撮ると謎が解きやすくなります。
筆者が謎解きに挑戦したところ、ヒントを見て解けた問題もあれば、ヒントを見ずに解けた問題もありました。Step1において鑑賞する展示物自体を探すような場合では、ストーリーをよく読むことが大切だと感じました。文章はミステリー調に書かれているため、アート作品が好きな方はもちろん、ミステリー小説が好きな方も楽しめるのではないでしょうか。

国立西洋美術館では《三連祭壇画:キリスト磔刑》を鑑賞してStep1の謎を解き、駅の名前を導き出す
国立西洋美術館では《三連祭壇画:キリスト磔刑》を鑑賞してStep1の謎を解き、駅の名前を導き出す

開催期間中なら何日かけても大丈夫! ミュージアムをめぐる順番は自由

謎を解き明かすべくめぐるミュージアムは、国立西洋美術館、東京都美術館、国立新美術館、東京都庭園美術館、東京都写真美術館、東京国立近代美術館、東京都江戸東京博物館の7つ。開催期間中なら何日かけてまわっても大丈夫で、まわる順番も自由ですので、ゆっくり展示を楽しんでみてください。またどのミュージアムも、定められたそれぞれの期間は夜間も開館する“ナイトミュージアム”を実施しているため、うまく利用してまわるのが良さそうです。ミュージアムによっては、ナイトミュージアム中は観覧料が無料や割引となります。さらに<Step1>を全て解きおわった後、「東京メトロ24時間券」で<Step2>の駅をまとめてまわると効率的。
暑い東京の夏、アート作品を鑑賞しながら7つのミュージアムをめぐり、謎解きに挑戦。今まで訪れることのなかった美術館に足を運んでみる良い機会ではないでしょうか。もちろん、何度か訪れたことのある美術館でも、謎解きというアプローチを介すれば、新しい発見があるかもしれません。

Text:相川マキ
Photo:櫛引典久

7つの謎解きミステリーラリー

日程:2018年7月20日(金)〜9月17日(月・祝)
会場:国立西洋美術館、東京都美術館、国立新美術館、東京都庭園美術館、東京都写真美術館、東京国立近代美術館、東京都江戸東京博物館
参加費:無料(交通費・各ミュージアムの観覧料は自己負担)
※「ナイトミュージアム」の割引や「東京メトロ24時間券」、「メトロ&ぐるっとパス」などをうまく利用すれば、お得にラリーが楽しめます。詳細については、「ミステリーラリー謎解きブック」をご覧ください。

7つの謎を解き、最後問題に正解すると、抽選で以下の賞品をプレゼント。
〈A賞〉原田マハ サイン入り著書『アノニム』10名様
〈B賞〉各ミュージアム 展覧会ペアチケット70組140名様 ※展覧会は選べません
〈C賞〉ミュージアムグッズ お楽しみセット20名様
問い合わせ先:東京メトロお客様センター TEL 0120-104106(年中無休 9:00〜20:00)
※謎のヒントやこたえに関するご質問にはお答えできません
https://mysteryrally.com/

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