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西堂行人のトーキョー・シアター・ナビ
No.002
プロジェクト・ムー『新・盲人書簡』(7/8〜7/9)
演劇評論家の西堂行人さんが、見逃せない公演を毎月紹介する「西堂行人のトーキョー・シアター・ナビ」。
数ある舞台でどれを見ようか迷っているあなたに贈る、とっておきのナビゲーション。
今回は、真夏の夜に繰り広げられる野外劇!必見です。

劇作家・岸田理生(きしだ・りお、1946〜2003)が亡くなって14年になる。
岸田は寺山修司の最後の高弟と言われ、天井桟敷時代には共同台本を執筆した経験もある。その彼女は死後、再評価がめざましい。この評価に関しては、宗方駿を代表とする「理生さんを偲ぶ会」が活動を持続してきた功績が大きい。多くの演出家が彼女の作品を手がけ、「岸田理生アバンギャルド・フェスティバル」に発展し、今年で11回目を迎える。
今回の目玉は、宗方が率いるプロジェクト・ムーによる野外劇『新・盲人書簡』(福田光一改作・大橋宏演出、7/8〜9)だ。

プロジェクト・ムー 前回公演『アンポはつづくよ どこまでも』(福田光一作・大橋宏演出、2016年6月28日〜7月1日、こまばアゴラ劇場)より
プロジェクト・ムー 前回公演『アンポはつづくよ どこまでも』(福田光一作・大橋宏演出、2016年6月28日〜7月1日、こまばアゴラ劇場)より

『盲人書簡』は1973年に天井桟敷によって初演され、晩年に失明した岸田は、その続編を書くことに執念を燃やしていた。「私は目が見えなくなりました。でも私は悲しんではいません。なぜなら、私は夢を見ることができるからです」。病床で彼女はそう語った。岸田の遺志を引き継ぐのがこの舞台だ。
文学的な台詞を磨き上げ、女性の視点から歴史や世界を切り取ってきた彼女の世界を、フェミニズムの視点やマイノリティの立場から、どう描いていくか。今回上演される東京グローブ座脇の西戸山野外円形劇場で、観客を巻き込みながら、岸田の意図が実験的な方法で追求されるはずだ。
寺山―岸田の実験精神が世代も方法も異なる複数の演出家によってどのように継承・発展されるか、見所の多いフェスティバルである。
なお「リオフェス2017」では吉野翼企画『血花血縄』に始まり(6/22〜24)、ユニットRの『ドア』(6/26〜29)、おででこ『宵待草』(7/1〜2)、千賀ゆう子企画『シアターワーク〜作品と日記による〜』(6/30〜7/2)の他、初めて京都でもおででこ公演が開催される(7/28〜30)。

リオフェス2017(第11回 岸田理生アヴァンギャルド・フェスティバル)
「岸田理生の作品世界は、生や死、恋や欲望など、人間の根源的なテーマを追い続け、今なお輝きを失わない」(リオフェス総合プロデュース・宗方駿)。11回目を迎える本年は、初の野外劇『新・盲人書簡』を含め、5劇団による公演が各所で行われる。
プロジェクト・ムー
『新・盲人書簡』

原作:寺山修司・岸田理生
改作・脚本:福田光一
演出:大橋宏
出演:小林達雄、宗方駿、原田拓巳、山田宙太、入船魔子、荒川昌代、仙葉由季、于玲娜(Yu Lingna)、本山由乃

[期間] 7月8日(土)〜7月9日(日)
[会場] 西戸山野外円形劇場(シェイクスピアアレイ)(東京都新宿区百人町3-1-6近辺〈「東京グローブ座」北側〉)

★2組4名様に、『新・盲人書簡』のご招待券をプレゼント!
応募方法は、こちら

プロジェクト・ムー 『新・盲人書簡』
吉野翼企画公演
『「血花血縄」―平成緊縛官能奇譚』

作・構成・演出:吉野翼

[期間] 6月22日(木)〜24日(土)
[会場] こまばアゴラ劇場(東京都目黒区駒場1-11-13)
http://www.komaba-agora.com/

吉野翼企画 前回公演『詩稿・血を、噛(は)む。』より(写真:伊藤青蛙)
吉野翼企画 前回公演『詩稿・血を、噛(は)む。』より(写真:伊藤青蛙)
ユニットR公演
『ドア』

脚本・演出:諏訪部仁

[期間] 6月26日(月)〜29日(木)
[会場] こまばアゴラ劇場(東京都目黒区駒場1-11-13)
http://www.komaba-agora.com/

ユニットR 前回公演『眠らない男』より(写真:片桐久文)
ユニットR 前回公演『眠らない男』より(写真:片桐久文)
おででこ公演
『宵待草』

構成・演出:須川弥香

[期間] 7月1日(土)〜7月2日(日)
[会場] こまばアゴラ劇場(東京都目黒区駒場1-11-13)
http://www.komaba-agora.com/

おででこ 前回公演『火學お七』より(撮影:Yoshizo Okamoto)
おででこ 第9回公演『火學お七』より(撮影:Yoshizo Okamoto)
千賀ゆう子企画公演
『シアターワーク〜作品と日記による〜』

構成・演出:千賀ゆう子

[期間] 6月30日(金)〜7月2日(日)
[会場] ストライプハウスギャラリー(東京都港区六本木5-10-33 ストライプハウスビル3F)
http://striped-house.com/

千賀ゆう子企画 前回公演『ラブレター〜作品と日記による〜』より(写真:宮内勝)
千賀ゆう子企画 前回公演『ラブレター〜作品と日記による〜』より(写真:宮内勝)
Tokyo Art Navigation「西堂行人のトーキョー・シアター・ナビ」
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2017年 6月18日〜6月30日

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西堂行人(にしどう・こうじん) 演劇評論家。明治学院大学文学部芸術学科教授。1954年東京生まれ。78年より劇評活動を開始し、アングラ・小劇場演劇をメインテーマとする。主な著書に『演劇思想の冒険』『韓国演劇への旅』『[証言]日本のアングラ』『唐十郎 特別講義―演劇・芸術・文学クロストーク』(編)など多数。最新刊は『蜷川幸雄×松本雄吉 二人の演出家の死と現代演劇』。

西堂行人(にしどう・こうじん)

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