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西堂行人のトーキョー・シアター・ナビ
演劇評論家の西堂行人さんが、見逃せない公演を毎月紹介する「西堂行人のトーキョー・シアター・ナビ」。川村毅による新作戯曲を初顔合わせのパワーあふれる俳優たちが演じる、AIと人間の共存をテーマとする群像劇と、ミュージカル『100 万回生きたねこ』を共同制作したイスラエルの演出家ユニット、インバル・ピント&アブシャロム・ポラックの演出による待望の新作を紹介!
No.004
ティーファクトリー
『エフェメラル・エレメンツ』
(9/22〜10/3)
『百鬼オペラ「羅生門」』
(9/8〜9/25)
撮影:奥山由之

80年代の小劇場を代表する一人、劇作家・川村毅は、『新宿八犬伝 第五巻―犬街の夜』の完結をもって、第三エロチカ30年の活動に終止符を打った。
2002年に新作戯曲を上演する目的で「ティーファクトリー」を設立した川村は、劇作家としてさまざまな実験を試みてきた。もともとストーリーテラーに抜群の才を持つ彼は、その資質に飽き足らず、シェイクスピアの改作や、ギリシア悲劇を換骨奪胎して翻案するなど、古典との格闘にも精力的に取り組んできた。ハイナー・ミュラーを本歌取りした『ハムレットクローン』は、その極点とも言える。

撮影:宮内勝『ハムレットクローン』(2003年9月、ドイツ・ハンブルグ Kampnagel)より
撮影:宮内勝 『ハムレットクローン』(2003年9月、ドイツ・ハンブルグ Kampnagel)より

その川村が吉祥寺シアターで『エフェメラル・エレメンツ』を上演する。これは1984年に初演され、若き日の川村の金字塔とも言うべき『ニッポン・ウォーズ』と同一テーマで変奏する最新ヴァージョンだ。今回の新作は、もう一度自分の原点を確かめるためのものだ。9月23、24日には初演メンバーでもある宮島健を迎え、『ニッポン・ウォーズ』のリーディング上演も行なわれる。

『ニッポン・ウォーズ』(1987年7月 近鉄小劇場)より
撮影:加賀美寿子 『ニッポン・ウォーズ』初演 (1984年3月、ザ・スズナリ)より(中央に宮島健と川村毅)

『ニッポン・ウォーズ』(1987年7月、近鉄小劇場)より
『ニッポン・ウォーズ』(1987年7月、近鉄小劇場)より

26歳で岸田戯曲賞を受賞した川村は、奔放な才能に突き動かされて戯曲執筆に邁進してきた。50代も後半になった彼は、円熟しつつもさらなる解体と実験によって戯曲の根源と未来を問う。

気鋭の劇作家・長田育恵は、自分の本拠である「てがみ座」以外にも多くの他流試合をこなしている。『百鬼オペラ「羅生門」』は、芥川龍之介の小説「羅生門」「藪の中」「蜘蛛の糸」「鼻」などを言語素材に、歌ありダンスありのファンタジーに書き換える。演出はイスラエルの鬼才、インバル・ピント&アブシャロム・ポラック。柄本佑、満島ひかりら多彩な俳優が顔を揃える。今回はシアターコクーンという大劇場での初めての公演となる。

ティーファクトリー
『エフェメラル・エレメンツ』

作・演出:川村毅
出演:田中壮太郎、笠木誠/宮下雄也、岡田あがさ、中村崇/祁答院雄貴、橘杏、菊池夏野、東谷英人(DULL-COLORED POP)/藤尾勘太郎(犬と串)、浅野望(さいたまネクスト・シアター)、内藤裕志(文学座)、藤沢大悟/伊東潤(東京乾電池)、高木珠里(劇団宝船)、植田真介(文学座)/井上裕朗、蘭妖子

[期間] 2017年9月22日(金)〜10月3日(火)
[会場] 吉祥寺シアター(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-22)
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/
[主催] ティーファクトリー
http://www.tfactory.jp

『エフェメラル・エレメンツ』

★1組2名様に、『エフェメラル・エレメンツ』のご招待券をプレゼント!
応募方法は、こちら

吉祥寺シアター×ティーファクトリー協同企画
市民参加型リーディング公演『ニッポン・ウォーズ』

作・演出:川村毅
『エフェメラル・エレメンツ』の原点ともいうべき、川村毅23歳時作のアンドロイド演劇!
一般公募により集まった出演者に加え、ティーファクトリーの前身である第三エロチカの看板俳優・宮島健と川村毅が初演と同じ役で出演するリーディング形式の公演。

[期間] 2017年9月23日(土)、9月24日(日)
[会場] 吉祥寺シアター(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-22)
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/

『百鬼オペラ「羅生門」』

原作:芥川龍之介
脚本:長田育恵
作曲・音楽監督:阿部海太郎
演出・振付・美術・衣裳:インバル・ピント&アブシャロム・ポラック
出演:柄本佑、満島ひかり、吉沢亮、田口浩正、小松和重、銀粉蝶、江戸川萬時、川合ロン、木原浩太、大宮大奨、皆川まゆむ、鈴木美奈子、西山友貴、引間文佳

百鬼オペラ『羅生門』

[期間] 2017年9月8日(金)〜25日(月)
[会場] Bunkamura シアターコクーン(東京都渋谷区道玄坂2-24-1)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/

Tokyo Art Navigation「西堂行人のトーキョー・シアター・ナビ」
チケットプレゼント応募方法

◎対象作品
ティーファクトリー『エフェメラル・エレメンツ』(会場:吉祥寺シアター)
1組2名様

◎応募期間
2017年 8月25日〜9月15日

◎応募資格
[Twitterの場合]
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◎応募方法
必要事項を記入の上、メールにてご応募ください。

[応募先]
e-mail: tan@kokusho.co.jp

[必要事項]
(1)氏名
(2)FacebookもしくはTwitterのアカウント名
(3)住所(チケット送付先)
(4)ご希望の公演日時

◎抽選・発表について
応募期間終了後、厳正なる抽選の上、当選者を決定します。当選者にはメールにてご連絡を致します。落選の場合はご連絡いたしませんので予めご了承ください。

◎個人情報の取り扱いについて
本キャンペーンでお知らせいただいた個人情報は、本キャンペーンの抽選・賞品の発送、及び本キャンペーンに関する当選のご連絡以外の目的には一切使用いたしません。

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西堂行人(にしどう・こうじん) 演劇評論家。明治学院大学文学部芸術学科教授。1954年東京生まれ。78年より劇評活動を開始し、アングラ・小劇場演劇をメインテーマとする。主な著書に『演劇思想の冒険』『韓国演劇への旅』『[証言]日本のアングラ』『唐十郎 特別講義―演劇・芸術・文学クロストーク』(編)など多数。最新刊は『蜷川幸雄×松本雄吉 二人の演出家の死と現代演劇』。

西堂行人(にしどう・こうじん)

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