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トーキョー・アートビジョン
No.030 トーキョーワンダーウォール受賞者のご紹介
受賞コメント:イクタケイコさん、石井麻理絵さん、梅沢和木さん、大小島真木さん、源馬菜穂さん、佐藤令奈さん、曽我彩華さん、みなみりょうへいさん、山本直輝さん、渡辺聖介さん

「トーキョーワンダーウォール(TWW)」とは、35歳以下の若手作家を対象にした東京都主催の公募展です。これまで数多くの新進作家を輩出し、2009年で開催第10回を迎えました。今年度の応募総数は、過去最大の1,558点(平面1,404作品、立体154作品)。厳しい審査を通過した113点の入選作品は、今年6月「トーキョーワンダーウォール公募2009入選作品展」として東京都現代美術館に展示されました。今回は、トーキョーワンダーウォール賞受賞(平面部門)の10人の作家より作品の制作意図等についてコメントをいただきましたので、これからの活動にご注目ください。10月から順次開催される東京都庁舎での個展は、新作発表やギャラリートークなどもあり、必見です!


トーキョーワンダーウォール賞 イクタケイコさん

《wonderful days #2》2009年 油彩 91×116cm
《wonderful days #2》2009年 油彩 91×116cm

イクタケイコ
イクタケイコ
1977年 神奈川県生まれ
2002年 多摩美術大学卒業

 リアリティのあるファンタジィを描きたい、いつもそう思っています。絵を描く上で、テーマというか、大事にしていることは「日常」と「感情」です。毎日生きて、街を歩いて、すれ違う人々がいて、すれ違わない人々もいて、その人たちのなかには無数の「感情」が蠢いています。でも、何事もないかのように、表面上の物事や時間は過ぎていきます。
 同じように見える毎日は、本当はもっと色彩豊かというか、「感情」のエネルギーに満ち溢れているように、私には見えます。それも、マイナスの感情もプラスの感情も合わせて混ざり合っているから、「日常」を生きていくことは面白いと思うのです。だから、《wonderful days》というタイトルをつけています。
 ケーキというのは、キレイで甘くて美味しくて、生活のなかでは幸せを感じられるものだと思います。だからこそ、建物をケーキとして見立て、ちょっとした価値観の転換をするのにしっくりきます。上で書いたようなエネルギーを感じてもらえたら、と思います。

■主な個展
2002年 「46+α→」Pepper’s Gallery(銀座)
2005年 「+α」SPICA art(青山)
■受賞
2006年 「ひとつぼ展 第27回グラフィックアート」入選
2006年 「第11回リキテックスビエンナーレ」入選
2007年 「アクリル美術大賞展2007」入選
■今後の活動予定

2010年5月11日〜28日 「トーキョーワンダーウォール都庁2009」東京都庁
2010年10月4日〜9日 個展 ガレリア・グラフィカbis(銀座)


トーキョーワンダーウォール賞 石井麻理絵さん

《DECO EYES》2009年 写真、アクリル絵具、スワロフスキー、ビーズ、ラメ、パネル 97×162cm
《DECO EYES》2009年 写真、アクリル絵具、スワロフスキー、ビーズ、ラメ、パネル 97×162cm

石井麻理絵(いしいまりえ)
石井麻理絵(いしいまりえ)
1975年 東京都生まれ
1997年 東京家政大学 家政学部 服飾美術学科 美術専攻入学
2004年 多摩美術大学 大学院 美術研究科 絵画専攻 (油画)修了

 流行はピークを迎えるとすぐに過ぎ去り、あっと言う間に風化するように感じていました。新しさとは一体何だろう。1シーズンが過ぎれば、次々と古くなるばかりの時勢で、現代とは、どんな今なのだろう。
 私にとっての流行とは、まさにファッションです。私が感じるリアルな今とは、ジャパニーズガールズカルチャーです。選ぶ基準はまず、カワイイかどうか。カワイイという言葉は、海外でも割と通用します。日本女子力は、さまざまなところで注目されているのではないでしょうか。私が作品制作をするなかに現代を取り込めるとしたら、日常生活で常に意識しているカワイイを、アート化することだと考えました。流行が過ぎ去り、新しさが無くなっても、リアルな今を捉えることができれば、それは1つの時代となって、認識されるのではないでしょうか。
 この度、私はパブリックアートに対する積極的な姿勢を示せる機会を得て、さまざまな方に作品鑑賞していただければと願っております。これからも精力的に活動し、社会に必要とされるアーティストを目指していきたいです。

■主な個展
2006年 「石井 麻理絵 展」創画廊(東京)
2009年 「石井 麻理絵 展」みゆき画廊(東京)
■主なグループ展
2004年 「平成15年度 第27回 東京五美術大学連合卒業制作展」東京都美術館
2004年 「2003年度 多摩美術大学 大学院修了制作展」多摩美術大学 八王子キャンパス
2004年 「ピース! vol.2」GALERIE LE DECO(東京)
2006年 「グループ展:第18回 sprout展」ギャラリ福山(東京)
■受賞
2001年 「ミウラート・ヴィレッジ/三浦美術館大賞展」入選
■今後の活動予定

2010年2月3日〜25日 「トーキョーワンダーウォール都庁2009」東京都庁
2011年 「石井麻理絵展」みゆき画廊(東京)


トーキョーワンダーウォール賞 梅沢和木さん

《ラヴォス》2009年 携帯電話デコシール、アクリル、ペン、ラメ糊、油絵具、油性蛍光塗料、アルミ合板 130×194cm
《ラヴォス》2009年 携帯電話デコシール、アクリル、ペン、ラメ糊、油絵具、油性蛍光塗料、アルミ合板 130×194cm

梅沢和木(うめざわかずき)
梅沢和木(うめざわかずき)
1985年 埼玉県生まれ
2009年 武蔵野美術大学卒業

 僕は1日のうちの時間の多くをネットに使います。現実の体験は五感を含んでいますが、ネットは情報の多くが映像と音に限られます。目と腰が疲れるのでやりすぎはよくないのですが、その広大な情報の海は僕をとことん魅了し、その結果この作品は生まれました。
 「そんなにネットをやって(6時間や10時間)何が楽しいの?」とたまに聞かれるのですが、逆に「そんなにネットをやらないで何が楽しいの?」と聞き返したいくらいです。というのは言いすぎかもしれませんが、これほど資本と情報が発達している現在の日本で、広大な情報と戯れながら現実の自分の身の回りと相対化しつつ、ものの見方を考えることは非常に重要だと考えています。
 ネットをしていると、自分と同じことを考えている人がたくさんいることに気づけます。自分と同じ人間はこう見られるのか、といった客観的な視点を知ることもできます。自分と異なる考えを持った人もたくさんいることも知れます。それらは現実でも当然あることなのですが、ネットの場合、異なる考えを持った人間の種類をそれこそ国を超えて際限なく知ることができ、こんなにもたくさんの「わたし」がいるのかと情報の実感を伴ってちょっとうんざりするくらい経験できます。
 この大量の「わたし」とその数と同じだけの「世界観」は、一つひとつに思い入れや記憶や物語があります。それらを統合したもの、すごく容量と密度のあるイメージをなんとか絵画にできたら感動するのではないかと考え、日々ネットで手に入れている画像や映像をモニタ上で組み合わせ、出力し、作品として捻り出しました。こうしてできた作品が、ネットではなく現実の美術館で多くの人の目に触れたという事実が何より重要だと思います。
 このような傾向の作品をつくり続けているのですが、一点ではなく数点で構成したり、より身体的なアプローチもしていきたいとも考えています。ネットに限らず、二次元三次元問わず、自分が経験した感動を作品を通して普遍化していきたいという考えは常に根底にあります。

■主なグループ展
2009年 「101 TOKYO Contemporary Art Fair 2009 」art project franticより出品 秋葉原UDX
2009年 「100 degrees Fahrenheit vol.1」CASHI(東京)
2009年 「解放区エリア10-10」AISHO MIURA ARTS(東京)
■受賞
2005年 「全国絵画公募展IZUBI」入選
2007年 「ASIAGRAPH2007一般公募CG部門」入選
■今後の活動予定

2009年11月27日〜12月19日 個展 art project frantic(東京)
2010年8月4日〜25日 「トーキョーワンダーウォール都庁2009」東京都庁


トーキョーワンダーウォール賞 大小島真木さん

《green peppper》2009年 アクリル、ペン、インク、パネル 158×119cm
《green peppper》2009年 アクリル、ペン、インク、パネル 158×119cm

大小島真木(おおこじままき)
大小島真木(おおこじままき)
1987年 東京都生まれ
2009年 女子美術大学院美術研究科美術専攻在籍

 《green peppper》とは何であるのでしょうか。絵のなかに書き込まれている言葉は、カエルの身体について説明をしていました。しかし、文章は“green pepper”という言葉によって至る所が覆われ、説明という意味そのものが、ここでは見失われています。それは訳の分からない世界に通じる扉です。その扉の奥にある世界が怖いと思うでしょうか。けれど、訳も分からない世界は何も扉の奥にだけあるのではなく、私たちが生きているこちら側の世界自体も扉の奥そのものであるのかもしれない。と、私は感じています。ここは不思議な世界であり、混沌と幸福が同時に渦巻いている世界でもあるのです。
 私たちは普段目に映るものを見ながら生活をしていますが、そのなかでどれだけのものが見えているのだろうと考えます。宇宙のなかにある地球と名付けられた星に住み、60兆個という細胞から構成されて生きている私たちは、すべてを見るには、あまりにも小さすぎるし、また、大きすぎるとも言えるのでしょう。 私たちは多くのものが見えていないかもしれません。ですが、私たちの目前には世界が広がり、それは私たちの知ることのできないどこか、にまでも続いているのです。作品が個人の中へと旅をし、物語が紡がれる。そんな世界を私は創りだしていきたいと思っています。

■主なグループ展
2007年 「group exhibition 20men」 GALLERY LE DECO (東京)
2009年 「group exhibition 女子美スタイル最前線2008」BankART Studio NYK(神奈川)
■受賞
2008年 「国際瀧富士美術賞」第29期奨学生授賞
2009年 「女子美術大学卒業制作展」卒業制作賞
■今後の活動予定

2009年10月15日〜11月12日 「NEXT DOOR vol.10」T&G ARTS(六本木)
2009年11月5日〜26日 「トーキョーワンダーウォール都庁2009」東京都庁
2009年12月8日〜13日 「group exhibition 森」世田谷美術館ギャラリー


トーキョーワンダーウォール賞 源馬菜穂さん

《フラット》2009年 油絵、キャンバス 115.5×165cm
《フラット》2009年 油絵、キャンバス 115.5×165cm

源馬菜穂(げんまなほ)
源馬菜穂(げんまなほ)
1985年 長野県生まれ
2009年 愛知県立芸術大学美術研究科油画・版画専攻在籍

 人物と地平線を画面に配した作品を、しばらく続けて制作しています。普段から、友人や風景を撮った写真と音楽で映像をつくっていて、ここ数年の絵はそういう映像づくりと並行して進んできています。現在は、絵のなかの流れや音楽感みたいなものも重視しています。
 トーキョーワンダーウォールに応募させていただいた作品は、今の自分が最もリアリティを感じられる人物の絵画を描いてみたいと思い模索して制作しているなかの一枚です。遠い過去の記憶や理想の風景をたどるみたいに、イメージを探りながら描いています。非現実的な事象が、逆に現実的に感じられたりする楽しさとかがあって、どこかのようなどこでもないような場所、自然なような不自然なような、微妙なシチュエーションにしています。今後もマイペースに課題と向き合って展開していきたいと思います。

■主な個展
2007〜09年 「森と人」「STORY」「oto」ギャラリー早蕨(名古屋)
2009年 「Naho Genma exhibition」gallery N(名古屋)
■主なグループ展
2005年 「九展」愛知芸術文化センター12F G/H(名古屋)
2009年 「Session I 2009」ギャラリー早蕨(名古屋)
2009年 「Landscape」GALLERY CAPTION(岐阜)
■受賞
2009年 「第6回はるひ絵画トリエンナーレ」入選
■今後の活動予定

2010年2月23日〜28日 「愛知県立芸術大学卒業・修了制作展」愛知県美術館
2010年3月3日〜25日 「トーキョーワンダーウォール都庁2009」東京都庁
2010年4月3日〜18日 個展 ギャラリー芽楽(名古屋)
2010年9月 個展 gallery N(名古屋)


トーキョーワンダーウォール賞 佐藤令奈さん

《肌の温度》2009年 油彩、ミューグランド 97×130.3cm
《肌の温度》2009年 油彩、ミューグランド 97×130.3cm

佐藤令奈(さとうはるな)
佐藤令奈(さとうはるな)
1984年 東京都生まれ
2008年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業

 私の作品は常に、決して分かりやすいとはいえない、一瞬何が描かれているかも分からないような構図で人をとらえています。人を人と最初から決めつけないことで、新たな可能性が生まれることを期待しているからです。作品を創作する時、人体から部分を徐々に切り出し作品にしていくのですが、人体から特定の部分を切り取り作品にする意味として、「見慣れたものが異物になる不思議」と「切り取ることによって凝縮されるものがある」の二つがあります。
 「見慣れたものが異物になる不思議」とは、足を組むといったやりなれた行為も、組んだ足だけに視点を集中させればまるでそびえ立つ山のように思えたり、あるいはまったく目にしたことの無い、まさに異物に感じられたりもするのです。では、後者では何が凝縮されるのか。それは、人の熱だったり思いだったりという抽象的なもので、あくまで私だけの感覚にすぎないのですが、画面のなかに密にあることによって肌という具体的なものを描きながら、人の抽象的な部分をも描き出せるのではないかと思うのです。一つの作品に見る人の数だけの解釈があって良いと思っています。だから、表面しか描かないし、分かりやすい構図で人を描きません。
 今回発表した《肌の温度》はお腹のみをクローズアップしましたが、発見と創作の繰り返しなので、今後どう発展していくかは自分でも分かりません。肌にどんどん迫っていくかもしれないし、離れていくかもしれない。分からない方が良いと思っています。分からないから続けられると考えているからです。しかし、今後も「人」への興味は尽きないように思います。

■主な個展
2008年 「肌の温度」Gallery Art Composition(東京)
2009年 「肌の温度」三越(札幌)
■主なグループ展
2005年 「サマーハウスの夢」俳優座劇場(東京)
2006年 「とりおいる2 」K.S.ギャラリー原宿
2008年 「トーキョーワンダーシード2008入選作品展」トーキョーワンダーサイト渋谷
■今後の活動予定

2009年8月 展覧会出品 ART OSAKA 2009(大阪)
2009年9月 展覧会出品 KIAF09(韓国)
2010年1月7日〜28日 「トーキョーワンダーウォール都庁2009」東京都庁
2010年3月 個展 Gallery Art Composition(東京)


トーキョーワンダーウォール賞 曽我彩華さん

《colors-2008.12.4-》2008年 シルクスクリーン、和紙 190×110cm
《colors-2008.12.4-》2008年 シルクスクリーン、和紙 190×110cm

曽我彩華(そがさやか)
曽我彩華(そがさやか)
1984年 東京都生まれ
2007年 女子美術大学芸術学部絵画学科洋画専攻卒業
2009年 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了

私が心惹かれるもの、それは時間の経過と共に起こる、ごく自然な「流れ」です。
ブロック塀に滲む雨・錆びゆく鉄・はがれるペンキ……
人工的に造られたものが、時間と周囲の環境により変化し、朽ち、消えてゆく。
その後に残った痕跡すら、いずれ消えていってしまう。
そういった儚さと危うさを感じさせるこの「流れ」が、とても自然で美しいものに思えてならないのです。
私は、消えゆく今の私の痕跡を「流れ」と共につくり、残していきたいと考えています。
イメージした形から、時間をかけて滲んでいくインク、色褪せていく紙……
私だけでつくり上げているようで、そうではない。
私の故意と自然な「流れ」、現象とが絡み合い、新たなイメージが生まれ、そして痕跡となっていくのです。

■主なグループ展
2008年 「ESSENCE 4」 NHKみんなの広場ふれあいホールギャラリー(東京)
■受賞
2007年 「第32回全国大学版画展」買い上げ賞
2007年 「第1回NBCシルクスクリーン版画ビエンナーレ」佳作
2008年 「第76回版画協会展」入選
■今後の活動予定

2009年9月28日〜10月10日 「2人展」ギャラリー坂巻(東京)
2010年7月6日〜28日 「トーキョーワンダーウォール都庁2009」東京都庁


トーキョーワンダーウォール賞 みなみりょうへいさん

《豆電球の取り替えは舞よりです》2009年 アクリル絵具、油絵具、クレパス、紙 153×130cm
《豆電球の取り替えは舞よりです》2009年 アクリル絵具、油絵具、クレパス、紙 153×130cm

みなみりょうへい
みなみりょうへい
1982年 大阪府生まれ
2005年 京都精華大学美術学部造形科版画専攻卒業

 だらんとしていたり、テッキパキしていても、ランチ中でも、人間て何かしら形を複雑につくっているもので、生活全体がスルメを焼いてる時みたいに、いびつな舞踊でおもしろい。おっさんが落し物に気付いた時の飛び込み方とか眺めてしまう。そんな日々の絶妙な人間の形、頭の中でシャッターを切っているある時期から絵に表れ出していた。ポップに、何がポップかよくわからないけど、何よりポップに。ガッシャーンてお皿を割ってしもうて怒られるかもしれない構えを顔面で表す子どものようなポップさで。人間は老若男女おもしろい舞いを舞っておるんやと、普通の生活のなかで汗がエモーショナルな分だけ舞いを舞っておるんやと、描いていたら最近よく出てきたのがそんなことだった。
 絵を描く行為は頭の中をこねこねと探り出す記憶のスピーカーなので、絵なんてものは嘘ばっかりで、メタファーふんだんで、神様です。コンセプト云々はやりにくいし、背後霊のようにぺったり凭れてきよる今の興味が絵を描かせるだけ。今回の作品も、トイレの豆電球を椅子に乗って取り替えてる姿がミラーで光って、あっ、おもろい、て思ったことがあった数日後に絵を描いていたら出てきたものです。これから自分が描く内容や創作スタイルは時間が息継ぎをするように、新しく世界を馬鹿みたいに吸い込んでころころ変わってもいいから、つくりたいものを一生懸命つくっていきたい。

■主な個展
2006年 「南良平木版画展」Gallery 3A(京都)
2006年 「拾うための落とし物」boogaloo cafe(京都)
2009年 「お目々で魅れぬと舞を知る」mograg garage(東京)
■主なグループ展
2005年 「KINO PRINT展」平安画廊(京都)
2006年 「京展」京都市美術館(京都)
2008年 「Group Interant‘際’展vol.2」Gallery Accostage(香川)
■受賞
2004年 「道新ぎゃらりー版画展」スポンサー賞
■今後の活動予定

2009年10月6日〜28日 「トーキョーワンダーウォール都庁2009」東京都庁


トーキョーワンダーウォール賞 山本直輝さん

《ペインティング5》2009年 アクリル、ペン、キャンバス 150×117cm
《ペインティング5》2009年 アクリル、ペン、キャンバス 150×117cm


山本直輝(やまもとなおき)
1982年 埼玉県生まれ
2007年 東洋美術学校夜間部グラフィック科卒業

 僕は人間をテーマに作品を制作しています。さらに言うと人間が持つ不安や不安定さが大きなキーワードです。不安や不安定さというのは人間にとって普遍的なものであり、僕はそこにとても惹かれます。ただ、僕たちはそういった弱い部分を持っている反面、強さも同時に兼ね揃えています。僕がキャンバスに描きたいのは、不安や不安定さを見せながらもそれを受け入れて生きている人間なのです。
 今回出品した作品は、僕が今までやってきたことをひとつの画面に組み合わせた実験的な作品です。ひとつの画面に異なるさまざまな要素を取り入れることはとても難しいことではありますが、うまくかみ合った場合はとてもおもしろい作品になると思います。まったく違うタッチで描かれたものがひとつの画面に存在している、そのギャップが魅力あるおもしろい作品なのだと思います。
 今は12月に都庁で行われる個展に向けて作品制作を行っています。作品制作の先に展示があるというのはとても楽しみですし、第一にいい絵を描いてみなさんに見てもらいたいと思っています。

■主な個展
2007年 Design Festa Gallery(東京)
■主なグループ展
2008年 「アミューズアートジャム2008」京都文化博物館
■今後の活動予定

2009年12月3日〜24日 「トーキョーワンダーウォール都庁2009」東京都庁


トーキョーワンダーウォール賞 渡辺聖介さん

《平和な日》2009年 油彩、キャンバス 91×116.7cm
《平和な日》2009年 油彩、キャンバス 91×116.7cm

渡辺聖介(わたなべしょうすけ)
渡辺聖介(わたなべしょうすけ)
1985年 千葉県生まれ
2009年 武蔵野美術大学造形学部油絵科油画専攻在籍

 もともと作品を製作することに対して、「物事一つひとつに意味を込めよう。先人達の教えを学び昇華しよう」という、ある意味真摯な気持ちと「そんなものを全く無駄、すべてをぶち壊してやりたい。」という、ある意味とても幼稚な感情の二つから生まれてくるものに内在する無意識下で製作をしています。(と言うより心掛けている。そんなに悟っている訳ではないです。)
 この作品は、何故今生まれてきたかは全くわかりませんが、ただ自分の置かれている環境、もしくは、この状態を広い視野で見てみると、既に限界に達しているのかなという思いを僕は常に抱いており、その思いの中で製作をしていれば、自然に生まれてくるべきものだったのかもしれません。
 はっきり言ってこの作品は全然、「平和な日」ではないですね。牛が飛び、何かが来ているこの場面はもしかしたら自分自身の見る、この現代日本なのかもしれません。牛はどうなってしまったかさえわかりません。と言いつつ、もしかしたらこれはあらゆる厄災が遠ざかり、飛んでいる牛は自由を謳歌する象徴かもしれません。
 僕自身、これからまともに生活していく目途も立たずに、能天気を装い本当に自分自身にその覚悟はあるのかと、自分に問いかけて日々、生活していくうちに生まれた作品としては、ごく自然なものでしょう。
 この受賞を機に、僕を取り巻く環境はますます切羽詰まってきているので、まあとりあえずは、自分の作品で生計を立てられるよう、いろいろと営業していくつもりです。☆皆さん宜しくね★

■主なグループ展
2008年 「GEISAI#12」東京ビッグサイト
2008年 「武蔵野美術大学藝術祭」武蔵野美術大学
2008年 「cross×counter volume2」(live paint出演)HK lounge(神奈川)
■今後の活動予定

2010年4月7日〜27日 「トーキョーワンダーウォール都庁2009」東京都庁


次回は…
現在ICCで作品を展示中のアーティスト、Open Reel Ensembleの和田永さんとICC学芸員の畠中実さんのインタビューを掲載します。10月17日(土)には展示作品を使ったライブが予定されています。[10月22日(木)アップ予定]

 
トーキョーワンダーウォール 写真
 
トーキョーワンダーウォール
2000年5月、東京から世界に向け文化的魅力を発信しようと始まったトーキョーワンダーウォール。これからの美術を担う新進作家の作品発表の場として、東京都庁舎の空中歩廊壁面(wall=ウォール)を提供し、数多くの作家が作品を発表してきました。この展示は、都庁を訪れる大勢の人に新たな刺激を与え、文化の創造拠点としての役割を果たしています。
このように、都庁舎に展示する作品を公募するトーキョーワンダーウォールは、毎年作品募集を行っており、応募数は回を重ねるごとに増加。10回目となる2009年は、平面部門で1404名、2007年から創設された立体・インスタレーション部門で154名の応募があり、35歳以下の若手作家が切磋琢磨する公募展になっています。
審査方法は、平面部門では、現物審査の1点勝負。毎年100点前後の作品が入選し、その中から12点の入賞作品を選定。入賞者には、賞金と賞状が贈られます。入選者は東京都現代美術館で展示の機会があり、入賞者はさらに都庁で約1ヶ月間、作品を展示することができます。その後はトーキョーワンダーサイトと連携し、作品の展示・販売の機会も提供されます。トーキョーワンダーウォールは今後も、公募展の開催から若手作家の支援、東京における芸術文化の活性化を図っていきます。

http://www.seikatubunka.
metro.tokyo.jp/bunka/
wonderwall/index.html

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