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吉山明恵 うつろいの星

2022/10/31 - 2022/12/09

終了
うつろうはかないものたちに
美術
多摩信用金庫本店2F 地域貢献スペース
多摩東部(吉祥寺・小金井・立川・府中・調布など)

多摩信用金庫本店2階ギャラリー(地域貢献スペース)では、吉山明恵(よしやまあきえ、1992-)による個展「うつろいの星」を開催いたします。

吉山の制作には、地上に存在するあらゆる自然物がそれぞれに記憶や感情をもつという考えがベースとしてあるといいます。私たちにとって身近な自然物の動き、形態の変化に目を向け、それらが持つ経験や連綿と続く時の流れのイメージをとらえた絵画作品を手がけてきました。

吉山の絵画は、ひと目見た瞬間にはその画面について言語化しがたく感じられますが、それは見る者を拒むようなたたずまいではありません。透明感のある色彩と描線は画面全体の流動感をもたらし、有機的な温かみを感じさせます。そして、画面を構成する線、色彩、形態が重なりあい、またせめぎあう様は、それらの要素の運動が絶え間なく継続されゆくことを予感させるようです。

本展では、作家が多摩美術大学大学院を修了してから制作した新作の絵画、ドローイングが出品されます。作品同士の連関を意識した展示構成にもご期待ください。

 

 

作家より

「うつろいの星」は変わり続けるものについての小さなメモによって構成されています。この星のあらゆるものが感覚と記憶を持ちます。貝が海の耳であり土が大地の肌であるように、自分の感覚器官を万象に包摂させて日々を過ごせたらどんなにしあわせだろうという無我への憧れが私にはあります。

制作では、波や風、トマトの蔕(へた)の影といった不定形のものたちがうつろいながら時を過ごす、その輝きのようなものを画面に収めました。フォルムのユーモアを何より大切にしています。

岩絵具やテンペラなど古くから使われてきたメディアを用い、幾らかの対立項、例えば「非具象と具象」「瞬間と永遠」「ミクロコスモスとマクロコスモス」といったテーマについて考えています。

インフォメーション

展示名称|吉山明恵 うつろいの星
会期|2022年10月31日(月)〜12月9日(金)
利用可能時間|午前7時〜午後10時
会場|地域貢献スペース(多摩信用金庫本店本部棟2階北側通路のギャラリースペースです)
〒190-8681 東京都立川市緑町3-4 多摩信用金庫本店2階
アクセス|各線「立川駅」より徒歩7分

吉山明恵 うつろいの星

会期2022/10/31(Mon)- 2022/12/09(Fri)
会場 多摩信用金庫本店2F 地域貢献スペース
チケット料金無料
お問い合わせ先042-526-7788(たましん美術館)

作家WEB:https://akieyoshiyama.tumblr.com
Instagram:@akiey00

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