いっぴん工房は、山梨県北杜市にアトリエを構える手づくりの造形家具工房です。 国内外から厳選した天然木を使用し、丸みを帯びた優しいフォルムの家具を制作し ています。

作家の加藤潤は、プロダクトデザイン会社に入社 、その後彫刻家具工房に入社し木工や造形を学びました。

この２社での経験が、加藤の作り出す作品に大きな影響を与え基礎になっております。

その後2002年に独立し、いっぴん工房 を立ち上げました。

プロダクトデザイナー時代に習得した実用性や安全性という「用」のベクトルから の形
彫刻家具工房で培った「感性」から生まれる形 

この二つの形の融合が、今のいっぴん工房の造形の基本となっています。

いっぴん工房の造形家具は、まず人に使ってもらうことを主に考えています。

使いやすさと安全性を主眼に置き「人に寄り添う家具」を制作しています。

これまで多くのお客様に支えられ、今年で創業23周年を迎えることができまし た。 

23年間を振り返ると、さまざまな作品が生まれ、定番アイテムも少しずつ変化を遂 げてきました。 

自分が欲しくて作った作品や、お客様からのご要望から生まれた作品など、どの作品も全てストーリーがあります。 

23年間の日々の仕事の中で少しずつ作品の形及び使い勝手が改良され、また材料 等も変わってきていることに気がつきました。 

これは良い意味での作品の進化と捉え、今回の個展のタイトルを「作品進化論」といたしました。