朝倉彫塑館は、日本近代彫塑の基礎をつくった朝倉文夫がアトリエ兼住居として設計監督をし、約7年の歳月を経て昭和10年に全館の改築をみたものです。 建築の特徴としては、本来異質であり、対立するはずの「和」と「洋」が違和感なく調和しており、素材の持ち味をいかたつくりとなっています。また館内の中央には地下の涌水を利用した「五典の水庭」があり、五つの巨石と四季折々に白い花をさかせる木が植えられています。