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イベント・レポート
No.040
身体で音楽を感じる ミュージック・ワークショップ[後編]
都内で開催される注目のアートイベントをご案内し、その模様をレポートするコラムです。リアルな空間で、そしてオンラインで、日々の暮らしにアートを取り入れてみませんか。

東京文化会館が開催するミュージック・ワークショップを紹介する後編では、未就学児を対象にした「あけてみよう!海のふしぎな宝箱」と、TAN編集部も参加した小学生以上が対象のプログラム「シング&ビート」。どちらもポルトガルの音楽施設「カーザ・ダ・ムジカ」と東京文化会館のワークショップ・リーダーによる、洗練されたプログラムです。


音楽で行く、海底の旅「あけてみよう!海のふしぎな宝箱」

この日、「あけてみよう!海のふしぎな宝箱」に参加したのは、1〜2歳の子供とお母さんたち。進行を務めるのは、海底に住むサリーとノギーです。太鼓のリズムと手拍子、そしてサリーの歌で始まります。トン、トン、パ!という軽快なリズムに、みんなで手拍子。

♪こーんにちは! うーみーのなかま!

「ここに宝箱が2つあるの」とノギー。「スイスイスイ ブクブクブク パー!」というおまじないで、一つ目の箱が開きました。すると中からクラゲや魚、カニなど海の仲間たちが。
チャイコフスキーの《花のワルツ》や《ラデツキー行進曲》などのピアノ演奏に合わせ、宝箱から出てきた海の仲間たちのマネをします。

そして、もう一つの箱をあけます。今度は大きな巻き貝が現れました。サリーが貝に耳を当てると……。
「クジラさんの声がする!クジラさんが海の仲間たちを連れてきてくれるって」。貝に向かってみんなが知っている海の仲間を呼びます。

「海の仲間を呼んでみて」とサリー 写真はすべてPhoto: Mino Inoue/提供:東京文化会館
「海の仲間を呼んでみて」とサリー
写真はすべてPhoto: Mino Inoue/提供:東京文化会館

♪声を合わせて歌おう〜 海の仲間を呼ぼ〜

とみんなで歌っていると、突然会場が暗くなり……。頭上に海の仲間たちがやってきました。

最後はマラカスを手に《マンボNo.5》で踊ります。

「カラフルな衣装や楽器がとても新鮮。飛んだり、跳ねたり、娘も楽しそうでした」と参加したお母さん。サリーとノギーの海の旅は大盛況でした。

クジラさんが呼んでくれた海の仲間がたくさんやってきた!
クジラさんが呼んでくれた海の仲間がたくさんやってきた!

最後は《マンボNo.5》で大盛り上がり!
最後は《マンボNo.5》で大盛り上がり!


歌って踊って、手をつなごう「シング&ビート」

「シング&ビート」は大人も子供も参加できるプログラム。今回のプログラムでは65歳以上の方も参加しました。まずみんなで円になり、手をつなぎます。ワークショップ・リーダー、ジョルジュさんの合図で、手を動かし、足を動かし、リズムをとっていきます。次にワークショップ・リーダーのジョアナさんが「私の後に続いてください」と、歌を歌い始めました。

♪ラーララー ラーララー ラーララーラー

「今の音楽に言葉をつけてください」。すると、「さくら!」「さいた!」「あさがお!」とお客さんからそれぞれ言葉が飛び出しました。3つの言葉を歌にあてはめます。

♪さーくらー さーいたー あーさがーおー

リズムをとりながら、2つのグループに分かれて「さーくら さーいたー あーさがーおー」と輪唱。歌いながら膝を打ち、手を打ちながら、おもいおもいに歩きます。声と手拍子が混ざり、いつのまにか美しい旋律になっていました。

次は、アマゾンの旅。ジョアナさんと一緒に「ピィー」「タタタタタタ」「シュルシュルー」と、鳥の声、雨の音、風の音など手や口で表現していきます。みんなで魚の群れをつくり、揺れながら海を泳いでいると、やがて人魚の声が。人魚が奏でる美しいメロディをみんなで輪唱します。

そして、最後はポルトガルの旅。ポルトガルの伝統的な歌を、日本語の歌詞で歌います。輪になって、手をつなぎ、ぐるぐると会場を周ります。

♪輪になっておどろう おどろう 手でおどろう
輪になっておどろう おどろう 足でおどろう
輪になっておどろう おどろう 集まって開いて

「さーくらー さーいたー あーさがーおー」と歩きながら歌う。手でリズムを取りながら
	写真はすべてPhoto: Mino Inoue/提供:東京文化会館
「さーくらー さーいたー あーさがーおー」と歩きながら歌う。手でリズムを取りながら

みんなで一つの魚になって、アマゾンの海を泳ぐ
	写真はすべてPhoto: Mino Inoue/提供:東京文化会館
みんなで一つの魚になって、アマゾンの海を泳ぐ

最後の歌では全身を動かし、輪になって踊る
最後の歌では全身を動かし、輪になって踊る

ピアノやパーカッションのリズムに、みんな笑顔で踊ります。身体を動かしながら声を発散し、歌を歌う体験は、これまで味わったことのない高揚感に包まれました。

10月には「ミュージック・ワークショップ・フェスタ」にて、今回のプログラムのほか全部で17のワークショップが開催されます。カーザ・ダ・ムジカと東京文化会館のワークショップ・リーダーたちと一緒に、楽しい音楽プログラムをぜひ体験してください。

取材・文:佐藤恵美

Music Program TOKYO/Music Festival TOKYO

ミュージック・エデュケーション・プログラム
ミュージック・ワークショップ・フェスタ
日程:2016年10月6日(木)〜10日(月・祝)
会場:東京文化会館、東京芸術劇場、文京シビックセンター
対象:6カ月〜
お申し込みなど:http://www.t-bunka.jp/sponsership/spo_161006_10.html

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