「美術って難しい」。「どうやって楽しんでいいかわからない」。
そんな人に、対話による作品鑑賞は有効です。複数人で作品を見ながら、思ったことや気づいたことを話し、作品の見方を深めていく鑑賞方法。作品を見たときの個々の感じ方を尊重できるため、美術館や学校の授業などに導入されています。
特に東京都写真美術館の鑑賞プログラムは、作品を見る前に準備運動としてゲームを行うのがポイント。好きなように感じ、好きなように言葉を発してもいい。そう言われても、作品を目前に言葉がなかなか出てこない児童や生徒もいるかもしれません。そこで東京都写真美術館が考えたのは「色と形と言葉のゲーム」です。